今年から始めたチーズの会で、そしてＨＰを見てくれた人から、よく聞かれることがあります。

「ゆうこさんはいつからそんなにチーズを食べているの？」

チーズを食べ始めたのはきっと小学校の頃でしょう。学校給食ででてきたＱＢチーズ（プロセス）で、大人の男性の人指し指くらいの大きさでオレンジ色のビニールの線が縦についている奴。

もともと好き嫌いがあり食の細い偏食な子供だったので、家では嫌いと思った物はほとんど口にせず、チーズも大嫌いな食べ物のひとつでした。学校給食では人目を気にして、できるだけ我慢して人と同じように食べていたのでチーズも食べました。でも鼻つまんで牛乳で流し込むといった感じ。

中学に上がると同時に体質が変わりました。ちょうど思春期の頃は何を食べてもおいしくなってきて、とにかくよく食べました。それまで小柄だった私はみるみる背が伸び…というようなことにはならず、背は伸びないのですが横にはどんどん広がっていくというパターンになってしまい、結局今現在も身長は小さいままです。

さてチーズの話。私の母がこの頃ではじめの缶カマンベールを買ってきてはお酒のつまみとして楽しんでいました。その影響でカマンベールとブリー（ブリーも缶ででていました）はよく食べていました。それからクリームチーズもチーズケーキブームの頃、私もよく焼いていたので買いました。そして朝食のトーストにジャムと共に塗るとおいしいことを発見して以来、今でも朝の定番です。
これが私とチーズとの付き合いの初めのはじめ。

1994年、3月に結婚しました。

新居がイカリスーパーという関西では高級品を置いているといわれるスーパーのチーズの専門コーナーのはいった「グルメゾン」の近くだったということと、夫が何の気なしに買ってきた「チーズ図鑑」を見て沢山の種類のチーズがこの世に存在することを知って以来、その本に載っているチーズを制覇してみようという気持ちになったのが、これ程までにチーズに凝る始まりかもしれません。
それにおいしいもの好きの夫と一緒に、私にはまだまだ馴染みのなかったフランス料理屋さんに行って、食後のチーズプラトーの存在に感動したのもちょうどこの頃でした。

そして1995年3月、長女を出産し家で過ごすことが多くなってから始めたインターネットでＨＰに、チーズについて発信しだしたのが大きな転機です。
それまでただ制覇しようという気持ちで食べていたのですが、ＨＰにその時の感想とかチーズのプロフィールなんかを載せたら楽しいかなと思ったのが運の尽き。
そうこうしているうちに私より詳しい方からメールをいただくようになり、刺激を受けてますます加熱していったのです。

まさか自分でチーズの会など始めるとも思っていなかったし、夫と子供を置いてフランスにチーズの旅にもでるとは思っていませんでした。（ほんの一年前には。）