産地 | フランス、サヴォア地方 |
原料 | 牛乳 |
乳脂肪分 | 40% |
形状 | 直径18〜30cm、高さ5〜8cmの円盤状 |
タイプ | セミハード |
季節 | 1年中(殺菌乳の場合)、生乳製は春の終わりから |
プロフィール | スイスに隣接するサヴォワ地方は、アルプスの高地に位置する。直訳すると「サヴォワのトム」と言うことになるが、この「トム」という言葉は「ポーション(ひとかたまり)」という意味で、同郷の大型のチーズであるボーフォールに対して、小さめのチーズをさす言葉らしい。 昔は夏の間は近所の農家の牛乳を集めて大きなボーフォールというチーズを作っていたが、冬の間雪に閉ざされる山地ではミルクを集めることができないためここの農家で牛乳の脂肪分でまずバターを作り、残りの脱脂乳でこのチーズを作ったため、比較的脂肪分の少ない大きさもこじんまりとしたチーズとなった。 外皮はかたく、赤や灰色、黄色のカビが生えてすすけて薄汚れたようではあるが、中身は黄色(タマゴ色)く、弾力性にとみ柔らかい。 |
食べた感想 | なにしろこのチーズは口当たりがとてもまろやか。乳脂肪分が少ない ためかさっぱりしているが、コクは十分ありナッツの風味もいい。私はセミハードタイプのなかでは最も好 きなチーズ。グリュイエールのように最後に苦みを感じるタイプと違い、ミルクのまろやかさが何とも優し いチーズだ。トーストやサンドウィッチに使ってしまうより、ワインを片手に十分味わっていただきたいです。 |
合うワイン | コクのある白ワイン(シャブリやピュルニー・モンラッシェなどなど) 軽めの赤やフルーティーな赤にも。 |
合うパン | 特になし!!強いて言えばバゲットでしょうか |