産地 | フランス・ノルマンディー地方(特にカルヴァドス県オージュ地帯) |
原料 | 牛乳 |
乳脂肪分 | 45% |
形状 | 一辺が10.5〜11.5B、高さ約3Bの四角形。他に大小三種の型がある。 |
タイプ | ウォッシュ |
季節 | 一年中あるが、6月から3月半ばが旬。 |
プロフィール | 産地のノルマンディー地方にあるポン・レヴェック村の名を取ったウォッシュ・タイプを代表するチーズ。このノルマンディー地方のカルヴァドス県は他にもカマンベール、リヴァロなど多くの伝統的名チーズの産地でもある。その中でもこのチーズがいちばん歴史が古く誕生は12世紀頃、修道院で作られたのが始まりとされているが定かではない。12世紀の記述に「良きテーブルは常にアンジェロのデザートで終わる」とあり、このアンジェロはポン・レヴェックの前身とされていて、ポン・レヴェックと言う名前で呼ばれるようになったのは17世紀に入ってからのこと。 ウオッシュタイプで塩水で洗うタイプのチーズではあるが、AOCの規定でも「ウオッシュ」の方法に関してはあまり厳密に定めていないため、メーカーによって洗う回数などが違いよってでき上がってくるチーズの風味も微妙に違う。日本で一般的に出回っているものはそれほど風味の強くないタイプのものなので、ウオッシュタイプの中では食べやすいチーズとされている。 |
食べた感想 | ウォッシュ・タイプ独特の強い香りがあるが、他のに比べて強くはない方。中はねっとりと柔らかくコクがある。牛乳のまったりとした味わいが口いっぱいに広がってとても美味。リヴァロやエポワッスなど代表的なウォッシュ・タイプのチーズよりだいぶ食べやすいので初心者にも抵抗ないと思う。(もちろんもっと初心者向きのウォッシュもある。例えばルブロションとかショームとか)ちなみに私はチャンチャン焼(鮭の漁師風鉄板焼)という純日本田舎風の食事にあわせたが、これはこれでなかなかオツなものでした。 |
合うワイン | 赤ワインはなんでも合うと思う。ちょっと軽快めの方がより合うかな。白ワインなら腰のどっしりしたものを。この前ピュリニー・モンラッシェと一緒に合わせました。おいしかった。 |
合うパン | カンパーニュ(田舎風フランスパン)、バゲットなど。 |