シャウルス
Chaource

産地	フランス、シャンパーニュ地方のオーヴ県（と、隣接するブルゴーニュ地方の ヨンヌ県）
原料	牛乳
乳脂肪分	50％
形状	直径約9cm、高さ5〜６cm（一回り大きい物もあるが日本ではこのサイズの 物が売られている）
タイプ	白カビタイプ
季節	１年中、夏から秋にかけてが旬
プロフィール	「シャウルス」の名前はシャンパーニュ地方にある小さな村の名前 から来ている。すでに12世紀にはブルゴーニュの修道院で作られていたらしい。白いビロードのようなカビ に被われて、たいへん美しい。中は柔らかくクリーミー。白カビの代表選手のカマンベールやブリーよりや や固形分中の脂肪分が高いのが特徴。
食べた感想	この度手に入れたものは、ずいぶん熟成の進んだもので表面も少し‘じゅ くっ’としていた。カビもシャウルスの特徴でもある「白いビロードのような」とはいかず、少し見た目 も古いかな？という感じだったが、ナイフを入れてみたところ、クリームの何ともいえぬやさしい香りがした。 小さく切り分けたら中身がトロッと流れ出てしまうほどで、以前若めのものを食べた時には味わえなかった深 いコクが楽しめた。白カビタイプのチーズもこれ程までに熟成させたら、下手なウオッシュタイプのチーズよ りも強いくせを発揮する。最近「白カビタイプはどうも物足りない」と、くせの強いチーズを追いつづけ る傾向にあったが、白カビタイプの奥の深さを発見し、その魅力を再認識しました。
合うワイン	チーズの産地と合せる意味ではシャンパン。それから、シャブリの産地にも とても近いので熟成がそれほど進まないうちはもちろんシャブリなんかにも合います。写真くらいに熟成した ものには、ブルゴーニュのフルボディの赤にも負けません。
合うパン	バゲット、カンパーニュなど。クルミやカランツ入りのパンにも。（天然酵 母発酵ならばなお望ましい）

上部がへこみ中身はとろとろの状態

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