ブルサン
Boursin
産地フランス、ノルマンディー地方
原料牛乳
乳脂肪分70%
形状直径8cm、高さ4cmの円筒形。その他小さなサイズもある。
タイプフレッシュタイプ
季節1年中
プロフィールクリームを牛乳に添加して作るので70%もの高脂肪のチーズになっている。熟成をさせないフレッシュタイプのチーズで、プレーン、ポワブル(胡椒)、アイユ(ニンニク+ハーブ)などのバリエーションもあり、オードブルやおつまみには適した食べやすいチーズ。古くからある伝統的なチーズではなく近年誕生したチーズ。世界的に人気の商品で「ブルサン」というのは商標名。
クリーミーで口当たりもよく、デザート感覚でも食べることができるが、胡椒入りはかなりピリッと刺激的な味になっている。ナチュラルチーズを食べはじめの人にはおすすめ。
食べた感想このチーズはちょっと大きめのチーズ売場になら必ず売っている、ひょっとしたら日本で1番か2番くらいに人気のある輸入チーズかもしれません。このチーズによく似たタイプで「ロンドレ」というチーズもあります。こちらのほうがちょっと安めかな?
チーズ会などで珍しいチーズを食べてみようという趣向で、いろんな種類のチーズをたくさん出して食べていもらうときに「ブルサンが一番おいしかったです」というコメントをよくもらうのですが、ちょっとガックリする反面、やはりこのチーズなかなかの実力者なのかもしれないなと思います。
というのもこのチーズバリエーションもさることながら、楽しみ方もいろいろできそうです。私の持論としてはナチュラルチーズは料理やアレンジをせずに、そのまま食べるのが一番おいしいと考えているのですが、このチーズに関していえばそのまま食べるよりいろんな姿に変化させても楽しめるチーズだと思います。
特に使いやすいのはハーブとニンニクが入っている「アイユ」。 そのまま食べてもチーズの臭さは全くなく、ハーブの香りのするディップ(クリーム)のようです。スティックサラダに添えて、またはゆで卵に添えたり(ケチャップやマヨネーズの代わりで)するといつもと目先が変わっておもしろいです。
胡椒入りの「ポワブル」はそのまま食べると辛いです。ここまで胡椒をきかさんでも・・・と思いますが、ハンバーグやステーキのソースとしても使えます。ポテトサラダに混ぜてみてもいいでしょう。
プレーンはクリームチーズが少し柔らかくホイップしてある感じの食感ですので、そのままパンにぬったり、ブルーチーズでちょっと刺激が強くて食べにくいものと混ぜてブルーチーズのクセを抑えることに利用したりできます。
食べやすいフレッシュタイプのチーズはワインとのマリアージュがいまいち・・・というものが多々ある中、このブルサンシリーズはダブルクリーム(乳脂肪分が60〜75%未満のもの)ということもあってか、ワインも美味しくいただけます。「アイユ」とキンキンに冷やしたミュスカデ・シュール・リーとの相性は夏らしくてすごく良かったです。
東京青山の紀伊国屋スーパーでは「アイユ」「ポワブル」「プレーン」以外に「チャービル」「ウォールナッツ」という海外向け(日本には基本的には入っていない)ものが売っていました。
合うワインプレーンなタイプは辛口の白ワインとかスパークリングと。胡椒入りは辛口の白ワイン又はスパイシーな香りのするローヌの赤ワインと。ニンニク入りは辛口の白ワインと。
合うパンバゲット、クラッカー。






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