ワイン発展途上日記にようこそ! 98年5月〜6


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6月29日(月)

White-Zinfandel 1997/Beringer(ホワイト・ジンファンデル/ベリンジャー)
桜色の何とも乙女チックなワイン。コルクキャップがなくて蝋がかぶせてあるという演出(?)もあって、飲む前からかなり楽しみ。暑い日だったので冷蔵庫で冷やして、さぁひと口。・・・ん?・・・この甘ったるさ、許せん!!!!なんだかカガク的な味というかクスリっぽいというか…。おやつワインみたいで一杯でギブアップ。家でさとなおと。(yuko)
だけどこういうもんだよ、ホワイト・ジンファンデルって。灰色印にするほどでもないけどなぁ。これは単独で飲むとさすがに辛いから果物とかと一緒にすればよかったカモね。でも確かに化学臭かった。(satonao)

6月28日(日)

Steinberger Riesling Kabinett 1996/Kloster Eberbach(シュタインベルガー・リースリング・カビネット/クロスター・エバルバッハ)
モーゼルの次はラインでしょう。今日も暑いから白で暑気払い。恰好のいいボトルでなかなか涼しげ。だけどモーゼルよりかなり甘く口に甘みが残りすぎる。いまいちさわやかになれなかった。ただ果実味のコクはさすがなもの。奥は深い気がする。昼に優子手製のポルチーニ茸のパスタを食べたんだけどアレに合ったかもしれないな。昼に飲めばよかった。マツヤで2250円。1500円くらいならもう一度飲んでもいいけど。家で優子と。(satonao)
ドイツワイン第2弾。まだモーゼルがどのあたりでラインがどのあたりかまるで把握はできていないが、確かに前日に飲んだものとは微妙に印象が違う。昨日のものに比べたら甘みが強くて味が薄い。サラサラしている。同じリーズリング種のカビネットなんだけれど。でも以前抱いていた印象よりはかなり飲んでいて楽しいワインだった。(yuko)

6月27日(土)

Bernkasteler Badstube 1996/Dr.H.Thanisch(ベルンカステラー・バドスチューベ/ドクター・ターニッシュ)
ひっさびさのモーゼル。やっぱりこう暑いと白が欲しくなるし、どうせなら日頃良く知らないドイツを攻めてみようとなったわけ。松屋さんでじりあんにオススメをきいてこれにした。大学生時代はモーゼルをとても愛していた(というか他をあまり知らなかった)ボクとしては懐かしくて涙が出そうだったよ。味はさわやかな果実味と長く残るきれいな酸味の余韻が印象的。冷やしたトマトサラダやきゅうりにも難なく合い、楽しかった。マツヤで2150円。家で優子と。(satonao)
いやぁドイツワインも捨てたもんではありませんでした。ドイツワインといえば甘〜い白しかないと思っていたが、今日飲んだものは口に含むと甘みを感じるがベタッとした砂糖のような甘さではなく、フレッシュな柑橘系のフルーツの甘さと似たとてもさわやかな甘さで嫌味がない。そしてちゃんとその後に酸味や苦味なども感じられるのでなかなか複雑で膨らみが感じられて楽しかったです。チーズなら何に合うかなぁ?後日百貨店のワイン売り場などを覗くとターニッシュ博士家のワインがズラーッと並んでいた。(いろんな等級の物が)有名なんだ…。(yuko)

6月26日(金)

Aloxe-Corton 1995/Eugene Lebreton(アロース・コルトン/ウージェーヌ・ルブルトン)
東京日帰り出張から23時に帰ってワールドカップのジャマイカ戦を見終わった後、25時から二人で飲みはじめた。コルトンらしいきれいさを持つが無難な作り。なんのインパクトもないのだが、まぁ楽しめる。酸味がわりとキモチイイ。深夜に飲んでも胃もたれしないようなそんな軽さが良かった。東京大森のカドヤにて2480円。家で優子と。(satonao)
さすがブルゴーニュ、さすがピノ・ノワール。ビックリするようなインパクトはないものの香りは上品でくどくないベリー系のさわやかな香り。ちょっと酸味を感じるが重すぎずかと言って平板でない味。寝起き(響子の添い寝でぐっすり寝てしまっていた)の深夜でも楽しくいただけました。(yuko)

6月25日(木)

MERCIAN 甲州勝沼シュール・リー 1988
甲州種のシュール・リー。しかも88である。大森の平林酒店で何本か買って神戸まで送ってもらったのだが、これは頼んでなかったはずなのになにかのかわりに勘違いして届けられたみたい。特に美味しくはない。熟成からくるコクみたいのが口に含んだ瞬間に感じられるのだが、あっと言う間に平たくなってしまう不思議な感じ。甲州種という品種自体がよくわからないのだが、敢えて言えばシャルドネをうすーくした感じかな。東京大森の平林酒店にて1160円。家で優子と。(satonao)
シュール・リーといえばフレッシュさが売り物の若のみタイプのワインの作り方だと思うのだが、このワイン売れ残ったということでもう10年も経っている。開ける前から全然期待をしていなかった。飲めたらラッキーと思っていたがキンキンに冷やしたらそれなりに。ちゃんと熟成している香りと味があり、ちょっとハニーな感じ。なのに余韻が短くあっと言う間に口の中からいなくなってしまう。これは甲州種の特徴なのか?(yuko)

6月24日(水)

Langhe Dolcetto 1996/(ランゲ・ドルチェット)
高野悦子さんの命日。まぁそれとは関係なくイタリアのドルチェット種を試した。初めて、だと思う。ローヌ系と言われてもボクはわからないかもしれない。スパイシーで太陽の強烈な光を感じる赤ワイン。今日みたいに暑いときにはちょっとつらいかも。東京大森の平林酒店にて1800円。1200円くらいならもっといいのにな。家で優子と。(satonao)
ドルチェット種って初めてだと思う。ドルチェット・ダルバとかのドルチェット種なのかなぁ?バルベーラ種とは違うよねぇ…などと悩みつつ飲んだが、意外と一口目のインパクトというか当たりが強い。濃い南仏系の味がした。が、余韻が平べったくてなんだかつまらない。濃いワインを飲みたい人にはリーズナブルでいいかもしれないが、柔らかさや甘さがないとちょっとねぇ。(yuko)

6月19日(金)

Meursault 1976/Ampeau(ムルソー/アンポー)
76年の白ワインである。白であるが目をつぶって香りを嗅いだら「これは赤ワインだ」と言ってしまうようなインパクトある香り。ボクは「焼しょうゆせんべい」だと思った。そしてだんだんいい赤ワインに感じるような「う○こくささ」まで感じられて・・・いったいこれが白ワインだろうか。味は当初苦味と酸味が出ていただ抜栓1時間でそれもなくなり、非常に素直で豊かになった。とにかく旨い。一度67のムルソーを飲んだことがあるが、あの時感じた養命酒のようなコクはこれにはなかった。琥珀色の中に実に複雑でさわやかな世界が広がっている。驚いた。大阪は北新地のワインバー「サンテ」で。鍵田さんの持ち込み。割り勘したところによると2年前に6800円で買ったとのこと。この質なら大安。鍵田さん、稲岡旦那さんと。(satonao)
Ducru-Beaucaillou 1983(デュクリュ・ボーカイユ)
素晴らしいムルソーの後ゆえ、ブルからソーテルヌからいろいろ迷った末「もうガラッと世界を変えよう!」ということで83のボーカイユ。でも可愛そうであった。質自体も(これはロットの問題か)イマイチだった上にインパクトがあるワインの次だったので余計に貧相さが目立った。「還元臭」(鍵田さん)がある、ということでまぁ楽しくはなかったな。本来の実力とは程遠い出来でしたね。好きなワインなのだけど残念。「サンテ」にて。いくらかな?12000円くらいだろうか。(satonao)

6月18日(木)

Chateau Mercian 1995/Mercian(シャトー・メルシャン/メルシャン)
おととい飲んだ神戸ワインと同じカベルネとメルローの混合のボルドータイプのワイン。香りもグンと力強くボルドーのワインと言われたら納得してしまうくらい本物に近い感じ。メルローの柔らかくて甘いコクがふわぁっと口に広がり余韻もかなり長い本格的なワイン。バランスもとれていてメルシャンもなかなかやるなぁ。ラベルの表示ではミディアムボディーということになっているが限りなくフルボディーに近いと思う。東京大森の平林酒店で1300円。チリワインにも負けないくらいのコストパフォーマンス。(yuko)

6月17日(水)

みちのく秋田 大森ワイン リースリング1993/Mercian(みちのく秋田 大森ワイン リースリング/メルシャン)
リーズリングという品種の特徴はもう一つつかみきっていないが、このワインはフレッシュで後味に適度の苦味というかコクを感じることができてなかなか好印象を持った。1993年のものなのでわりと時間がっ経っていると思うが、充分に若々しくて日本の白ワインも捨てたものではないなぁと感心してしまった。東京大森の平林酒店で1160円。これはデイリーには最適。(yuko)
案外バカにしたもんではない。偏見の塊で飲んだが、大層おいしく、ふたりして顔を見合わせてしまった。さわやかな後味とかはないのだがコクがあり、わりと複雑で思ったより楽しめる。普通といえば普通だが、しっかり評価したいところである。(satonao)

6月16日(火)

Kobe Wine Noble1995(神戸ワイン・ノーブル)
ひょっとしたら初めての国産ワイン。来月に京都で開く「ワインとチーズを楽しむ会」のテーマが「日本のワインとチーズ」ということに決まり今必死でめぼしい日本のワインをゲットしている。まずはお膝下神戸から。カベルネとメルローのミックスということだが、酸っぱいとか渋いとかいうレベルでなく、青臭い(ピーマンとか苦瓜の青臭さ)を感じる味。バランスがイマイチとれていない感じがした。コープデイズ芦屋で1740円。(yuko)
「こういうローヌってあるよね」「スペインとかイタリアとかの1000円台でもよくあるわ」といったところである。フランスをはじめとする代表的ワイン産出国の平凡赤ワインと同じレベルには達しているのではないか。神戸ワインの中でもこの「ノーブル」は高級品らしいがデイリーになら悪くない。これであと500円安ければ申し分ないのだけれど。(satonao)

6月15日(月)

Cotes du Rhone Rose1995/E.Guigal(コート・デュ・ローヌ・ロゼ/ギガル)
コート・デュ・ローヌのロゼなんて珍しい!それも1300円!さてセパージュは?と調べたがうちの手持ちの資料ではわからなかった。色はローヌのロゼらしくピンクというよりは赤とかオレンジの薄い感じ。味もちらりとスパイシーさを感じ、きっとグルナッシュとかその辺の葡萄品種なんだろうなぁと思う。さてこのワイン、チビチビと飲んでいたため3日間ほど持ったのだが、3日目にはイチゴを潰したようなあま〜い香りに変化していてジュースのようになっていた。ロゼだが結構楽しく飲めた。ハマダヤ酒店で。(yuko)
優子がほとんど飲んで、ボクはそのあまりを三日目にいただいた。もう、ここまで典型的なストロベリー香は経験したことない!ってくらいストロベリー。すごい。はっきり言ってびっくりしたなぁ。(satonao)

6月14日(日)

Gevrey Chambertin 1er Cru "Aux Combottes" 1994/Domaine Dujac(ジュブレ・シャンベルタン・オー・コンボット/デュジャック)
いわゆるジュブレっぽくはないんだけど、とってもきれいなワインだ。若々しく力があってそれでいて複雑。饐えた香りにはまだ到達していないけどそうなったときの予感自体が楽しめる、そんな赤ワイン。奥深くに昆布のような香りが漂っていてそこがなんだか印象的でした。広尾のフレンチレストラン「プチ・ポワン」にて石井夫妻と。14000円。ちょと高い。(satonao)

6月13日(土)

ちょっと税務相談があって稲岡嫁税理士と稲岡旦那銀行員を家に招きました。いやいや。お茶がわりにワイン3本も飲むか? しかも真っ昼間。(ところが彼ら、うちにくる前に朝から1本あけ、うちから帰った後に夜5.6本開けたらしい。つき合うのやめようかしら。怖い)
Gebrey-Chambertin 1989/M.Zibetti(ジュブレ・シャンベルタン/ジベッティ)
89なのにまだ若々しく酸味もきれいでうまかった。ジュブレシャンベルタンにはもう少しコクとか饐えた感じとかを望んでしまうが、こういうシャンボールミュジニィっぽい柔らかさもなかなかいい。アタックは弱いし性格もおとなしいがいい奴だ。東京は大森の平林酒店にて3500円。円高の時に仕入れたとかで安い。東京の実家で稲岡夫妻、父母、優子と。(satonao)
Domaine de Peyrelongue 1990(ドメーヌ・ド・ペイルロング)
サンテミリオンのグランクリュ。柔らかく気持ちはいいのだがちょっと平たい。性格も無難でつまらない。この値段で90年が飲めればいいのだけど、でももう少し押しと個性がほしいよな。東京は大森の平林酒店にて2850円。10本ほど買ったからあとで確認するまで気がつかなかったんだけど、レシートには285円と打ってあった・・・平林さん、ごめん&ありがとう。また買いに行くよ! 東京の実家で稲岡夫妻、父母、優子と。(satonao)
Chianti Classico Clemente ・ 1995(キャンティ・クラシコ・クレメンテ7世)
前の二つがそれなりに古いものだったのに比べていきなり95年ものだけど、わりと違和感なく楽しめた。平林酒店のお勧めのキャンティなのだが、それだけあってなかなかだ。癖はないが優等生。安心して飲めるいいキャンティ。もう少し力感と言うか押しの強さと言うかがあればもっともっと楽しめたのにな。東京は大森の平林酒店にて1800円。東京の実家で稲岡夫妻、父母、優子と。(satonao)

6月9日(火)

Nebbiolo d'Alba Occhetti 1995/Calfredo Prunotto(ネッビオーロ・ダルバ・オチェッティ/カルフレード・プルノット)
社外スタッフとのお別れ会があって、いっぱい飲んだんだけどほとんど忘れた。で、このワインだけ印象的で覚えていたからこれだけ書こう。ピエモンテのDOC。ネッビオーロ種はもともと好きだけどこれは香りも強くコクもありかなり美味しい。きれいな甘味が広がって飲んでいて楽しいワインだ。埃っぽい香りに柔らかく忍び込むようなアタック。余韻も上手にフェイドアウト。Prunottoという造り手は覚えておこう。大阪のイタリアン「ラ・ムレーナ」にて7500円。このレストラン、前よりもまた良くなっている。中村三奈、松原、増山、宇和川、西尾、戸田、長谷川、高多各氏と。(satonao)

6月8日(月)

Chateau Neuf-du-Pape 1988/Quinson(シャトー・ヌフ・ドゥ・パプ/キンソン)
ヌフ赤の古酒。といっても1988だけど、ヌフあたりで10年以上物って飲んだことがなかったのでボクにとっては古酒。かなりラベルとかが汚れていたので不安だったが楽しく飲めた。ギシギシの濃い感じがなくてなめらかで大人しい。へー、やっぱりこういう熟成をするのね、ヌフも。なんだかね、ヌフ赤のくせにグレープフルーツがいるんだよね。そこが非常に面白かったです。ハマダ酒店にて1632円。安い! 家で優子と。(satonao)
瓶を寝かせておいたのでべったりと澱が瓶の内腹あたりについていた。さすがに南のワイン。若かりし頃はさぞかしギシギシだったんだろうなぁ。10年経ったこのワインは香りのスパイシーさが影を潜め、ワインらしい普通の熟成の香りがした。味も尖ったところが全然なくてなんだかヌフを飲んでいる感じがしなかった。ロックフォールとの相性がとてもいいと言われているが(ヌフを売り込むための宣伝文句だったとか)、この10年物のヌフにはちょっとチーズが強すぎるかなぁといった感じ。(yuko)

6月6日(土)

Vosne-Romanee 1994/Leroy(ヴォーヌ・ロマネ/ルロワ)
元上司の家で飲む。グラスが小さかったのでちょっと実力を出させ切っていないとは思うけど、ヴォーヌ・ロマネにしてはまぁまぁレベルかな。埃っぽい香りはなかなかで魅力的。ただまだ若いからか広がりにイマイチ欠ける。余韻は長かったけど。あと5年は置きたいワインです。橋本さん、山本さん、原さんと。(satonao)

6月4日(木)

Chateau de La Grille 1992(シャトー・ドゥ・ラ・グリエ)
シノンの赤。カベルネ・フランですね。シノンは比較的美味しいのが多いけど、これは格別。さっぱりしていて上品。きれいなきれいな赤ワインです。下草ぽさとか獣臭さみたいな奥行きはないんだけど、とにかく表面がきれいという印象だ。ボトルの最後までスパスパ行きます。また飲みたい。夙川のフレンチレストラン「シェ・ヤマダ」にて5000円。レストランでこの値段というコストパフォーマンスもうれしいよね。優子と。(satonao)
以前チーズ会でロワール特集のときにホソヤさんに選んでいただいたシノンと同じ。「シノンは若飲み」と去年まで思っていたが、せめて5〜6年たったものの方が格段に美味しいということを知るきっかけとなったワイン。味がシノンのわりには〔なんて失礼な)複雑でそれでいて重くないのでさっぱりとしている。でも平たくないから飽きないでどんどん飲みたくなる。うん、シノンっておいしいなぁ。(yuko)

6月3日(水)

Bourgogne "Les Perrieres" 1995/Simon Bize & Fils(ブルゴーニュ・レ・プリエル/シモン・ビーズ)
とってもきれいな酸味のおいしい赤。こういう赤をとても美味しく感じるな、この頃。スモモがきれいに香るのだ。展望が広い感じの口当たり。アタックも申し分なくさわやかに消える後味も申し分なし。さすがシモン・ビーズ。飲んでいて楽しいワインである。家で優子と。(satonao)
軽くてそれでいて味の楽しめる赤ワインを…と言うときには申し分のないワイン。4月のチーズ会でホソヤさんに選んでいただいたちょっと色のきれいでチャーミングなブルゴーニュ。チャーミングという言葉がぴったりな若さと可愛らしさが色、香り、味にあらわれている。シモン・ビーズが「星に憑かれた男」に載っているということも改めて知った。飲みながら思いをはせると「あのオジサンのワインね」みたいな親しみもわいてくるというものだ。〔こんな日本の芦屋くんだりで自分のことを知られていると聞いたらシモンさんも驚くだろーな。)(yuko)

5月31日(日)

稲岡夫妻が「ワイン解禁おめでとう! & 誕生日(さとなお@6/1)おめでとう!」で家に来てくれました。ありがとう!
Volnay 1992/Domaine Michel Lafarge(ヴォルネイ/ミッシェル・ラファルジュ)
ボーヌの赤。ヴォルネイははずれたことがない。稲岡さんの「お誕生日プレゼント」。うまい。香りがブンと広がり初夏なのに落ち葉の雰囲気。奥行きにちょっとかける気がするけどアタックが強いから気にならない。もっともっと熟成させてみたいワイン。(satonao)
最近ホソヤさんのお蔭で徐々にブルゴーニュのドメーヌの名前を覚えつつあるが、このラファルジュもACブルゴーニュを以前飲んで、一度畑もしくは村の名前のワインが飲んでみたいと願っていたもの。私はヴォルネイというワインはそれほど印象がないワインでボーヌのワインだしブルゴーニュの中ではちょっと酸っぱい系かなぁ…などというイメージが。しかし香り華やか、そして味は繊細で細かいニュアンスが楽しめる上質なワインだと思った。 (yuko)
Chateau Le Prieure 1988(シャトー・ル・プリウレ)
サンテミリオンのグランクリュの赤。稲岡さんのお土産。88ながらまだまだ若いイメージ。ギシギシ青臭いわけではないけど、濃厚なる熟成まではいたっていない。途中なんだろうな。だからたぶん開き切っていない。いまでもわりとおいしいけど、あと2〜3年後に飲んでみたかった。(satonao)
手持ちのどのワイン本にもこのワインについての情報が載っていない。謎のワイン。でもメルロー好きの私にとっては夢心地になれる素敵なワインだった。香りには腐葉土が入っていて申し分ない。もう少しビロードのような滑らかさがあれば完璧なのになぁ…。4人で飲んだのであっという間になくなってしまい、時間をかけて楽しめなかったのも残念。 (yuko)
Chateau Ducru-Beaucaillou 1983(シャトー・デュクリュ・ボーカイユ)
サンジュリアンの赤。大好きな銘柄。ずいぶん前に買って大事に保存していた。うん。さすがの貫禄。ただ、これもまだ開き切っていない印象。ちょっと閉じて感じられる。でも奥行きが他のと違う。舌の上での複雑さが一枚上手。奥の方にスミレのようなさわやかな花香があった。さすがに面白い。(satonao)
83年だから15年も経っているのにまだまだ元気。注いですぐにはまだまだ固く、じっとこちらが彼が実力を出すのを待っていないと。このワインもあっと言う間に4人で飲んでしまったのでイマイチ私は実力を感じることができなかったなぁ。(私はこのワインでスゴイ出会いをしたことがまだない) (yuko)
Jean Leon Merlot1995(ジャン・レオン・メルロー)
スペインの赤。メルローなので最後に。まぁ酔っちゃう前にデュクリュを、ということで順番を変えたんだけどね。やわらかくスペインぽくない。面白い正統派。でも若いからどうしても一本調子だ。どんどん行くにはいいんだけど。というか、病み上がりのせいかあまり印象に残っていない。このころは「古い歌謡曲」を聴くのに盛り上がってしまってワインどころではなかったのだった。(satonao)
以前葡萄品種別のワインとチーズのマリアージュ大会の時にメルロー代表として出していただいたワイン。スペインのこのジャン・レオンさんはこの95年に初めてメルローを作ってそして亡くなられたそうで、後にも先にもメルローはないそうだ。何がビックリしたってメルローって普通柔らかくて滑らかで優しいって感じがするのにこのメルロー、実に甘くて力強い熟れた南国系の果実のようで(沖縄のアップルマンゴーを食べたときにもこれと同じ印象を感じた)、一口飲んだ印象はメルローとは思えない。でもじっくり味を探っていくとメルローなんです。なんか不思議なワイン。松屋で4000円弱(?)だったかな。 (yuko)

5月28日(木)

抗生物質を飲んでいた関係で1カ月以上さとなおはワインを控えていました。ようやく解禁。でも1カ月以上お酒を飲まないでいたのはお酒を覚えて以来はじめてのこと。なんだか体質が変わったのか「飲みたい!」って気がおこらないんですね。ちょっといままでよりスローペースになるかもしれません(いままでがハイペース過ぎたのか?)。
Gevrey Chambertin 1976/Domaine Rene Leclerc(ジュブレ・シャンベルタン/ドメーヌ・ルネ・ルクレール)
ひっさしぶりのワインは76年のジュブレ。開けてから失敗したと思った。もっと若くてきれいな酸味のやつが欲しかったのだ。だってまだ身体が慣れないんだもん。レンガ色で鉄臭くかなりの熟成。抜栓後1時間くらいからどんどんよくなった。22年たってもまだまだチカラ強いのはさすがルクレールというところでしょうか。でも好みの獣臭さはなかったな。ボクはひとつ星だけど優子はかなり気に入っていたようだからふたつをつけるかも。マツヤさんで5000円。安いよね。でも古酒はもったいなかったかも。病み上がりには。(satonao)
夏を越す前には飲まないとと思っていたので、こうしてまた二人で飲めてほんとに良かった。ブルゴーニュのなかでもシャンベルタン系のファンの私としては開ける前から非常に楽しみであった。でももう20年以上前のワインだし意外と安かったし(5000円ではなく多分7000円はしたと思うが…)はずれている可能性もあるかなと思いきや、グラスに注いだ香りが十分に若くて華やか。色は煉瓦色なのだが香りはまだ若いなぁという印象。私の好きなちょっと獣が入った香り。香りを楽しみつつ一口飲むと、味のほうは香りほど元気さが感じられない。でも歳を取りきってしまって妙な酸味や苦味(?)のようなものは感じられず、味の奥行きは十分に感じられる。繊細な味の層が重なっているのが注意深く飲んでいると感じられた。私は二つ星です。 (yuko)

5月17日(日)

Markham Vineyards Sauvignon Blanc1996(マーカム・ビンヤード・ソーヴィニョンブラン)
カリフォルニアのソービニヨンブランは意識して飲んだことが今までにない。「トロピカルな味がしますよ」とこのワインを勧めてくれた人がいっていたが、最初はあまり感じなかった。良く飲んでいるフランスのソービニヨンブランともちょっと違うニュアンス。まず最初の香りはそれほど印象的でなくフルーティーな感じもそれほどない。飲んでも何となく薄っぺらい感じ。しかし羊乳のチーズ(ペライユ)と合わせて飲んでいるうちにだんだん円やかさが増してきて、チーズのミルクの甘みも上手に引き出してくれた。そして時間が経つにつれて、「トロピカル」フルーツの味がしてきた。(ただしあまり強烈でなく遠慮がちに。ドライフルーツっぽい感じで。)ホソヤ酒店で2400円。 (yuko)

5月11日(月)

Maple valley Vineyards Cabernet Sauvignon1996(メープル・バレー・ビンヤード・カベルネソーヴィニヨン)
カナダのワインははじめて。 カベルネソーヴィニヨン100%ということだが、飲んだ感じはカベソをちょっと薄めたような感じ。香りは若いこともあって確かにカベソにありがちな血のような鉄の匂いがするのだが、飲んでみるとちょっと頼りない。けれど甘みや膨らみはそれなりにあり、コンパクトにはまとまっている。これからが楽しみなタイプというよりは若いうちに飲んでしまったほうがいいかなぁと思われるワイン。森南町の酒屋で1380円。 (yuko)

5月9日(土)

Muscadet Sevre et Maine Sur Lie1996/Roland Cormerais(ミュスカデ・ド・セーヴル・エ・メール・シュルリー/ローランド・コルムレ)
とても久しぶりのミュスカデ。シュルリーという独特の醸造法で作られているらしい。それでもって非常にフルーティーでさわやかな白ワインとなるらしい。薄い黄緑色で青りんご、柑橘系のさわやかな香り。喉越しもさっぱり、するっと飲める夏向きワイン。(つまりはあまり余韻がなくてじっくりと飲むタイプではない)これからの晩ご飯にうちで飲むよりも野外でピクニックに行ったときにでも飲みたいワイン。若いシェーブルにはばっちり合いそう。イカリスーパーの安売りで990円。(yuko)

5月5日(火)

Bonchalaz/Domaine Henri Maire(ボンシャラーズ/アンリ・メール)
珍しいジュラ地方の赤ワイン。この造り手はこの地方ではかなりの大手のようだ。セパージュがイマイチわからないが、何となくピノノアールのような香りが。わりとシャバシャバしていて普段飲みには(和食を中心とした食事には)難なく合う。このワインよくみたらVdTだった。値段も堂地下のサンマリノで980円とかなり安い。値段のわりにはまずまず。なかなかVdTを売っているのに巡り会わないが意外といいかも。(yuko)

5月1日(金)

Chateau Les Charmes-Godard1994(シャトー・レ・シャルムゴダール)
あのル・パンのオーナーがコート・ド・カスティヨンかコート・ド・フランで作っているワインだそうだ。だから多分メルロー主体のワインに違いない。メルローの割合が多いと思われるのに、以前飲んだプピーユなんかと比べるとちょっとインパクトや膨らみとか奥行きがないような感じ。飲み口は甘くまろやかでいいが、ちょっと薄っぺらい感じがあって楽しくなかった。私の好きなメルローだけに期待が大きすぎたのか、ハズレてしまった感が。グルメゾンで2480円。(yuko)

ワイン好きの方、メール下さい。

yuko@yuko-cheese.net: Send Mail


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